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日本人のためのクライミングシューズ。K-01 JAPAN-LINEの特長

本日は私たちが作り上げ、先日発表させていただいた〈K-01 JAPAN-LINE〉について、そのこだわりの物づくりの一端をご紹介したいと思います。

ラストについて
/3箇所の「曲線」にこだわりました

K-01 JAPAN-LINEの特長は、なんといっても「日本人のために作られたクライミングシューズ」というところです。靴を作るには、その原型となる「ラスト」と呼ばれる木型が必要となり、それが履き心地やフィット感、性能などを決定する重要な要素となります。

そのため、開発においては、まず〈日本人の足のためのラスト〉を製作するところからスタートしました。K-01のラストは、膨大なデータから日本人の平均的な足のサイズ(高さ・幅・長さ・かかとのカーブの形状他)を抽出したうえ、石膏でとったモデルの足型を参考に、職人さんの緻密な熟練の手作業によって作られました。この日本人の足のための〈理想のラスト〉は、以下の3箇所の「曲線」にこだわったものになっています。

1:つま先の曲線

欧米のシューズに比べ、小指側からつま先にかけての曲線を緩やかにしたことで、指の圧迫感を和らげ、「痛みの軽減」と「快適なフィット感」を実現しました。

2:かかとの曲線

踵の小さな日本人向けに、足首の後ろ側から踵の底面までに至る曲線を緩やかにしました。多くの方が欧米のシューズを履いた際に踵のあまりを感じられていたと思いますが、これによりフィット感が向上しています。

3:足裏の曲線

過度なダウントゥは偏平足気味な日本人にとって痛みの原因になります。K-01は緩めのダウントゥ仕様で自然な曲線を描きました。

ソールラバーについて

日本企業として国産ラバーを採用したいとテストを重ねてきましたが、現状ではイタリアVibram社の性能を上回るラバーがないと判断し、K-01では同社の〈XS GRIP2〉を採用しました。ただし、今後も国産ラバー開発には注力して参ります。

シューズの柔軟性について

「履き心地」と「操作性」を両立させるには、ホールドに点で乗り込める〈硬さ〉と、面で粘る〈柔らかさ〉が必要です。K-01はつま先部に補強材を入れ剛性を出しつつ、一方でアッパーを柔らかく仕上げることにより、緩傾斜から強傾斜まで幅広い課題に対応します。

アッパー素材について

クライミングシューズには常に大きな負荷がかかっているため、アッパー素材の〈伸び〉が重要です。K-01には、安定した伸縮性を持つ上に、JIS規格の引っ張り/引き裂きテストをクリアした耐久性のある国産の人工スエードを採用しました。


K-01 JAPAN-LINE は私たちPER-ADRAが、ゼロからこだわり抜いて作り上げたクライミングシューズです。ぜひ多くのクライマーの方にその性能とフィット感を体感していただきたいと考えています。

発売価格は¥24,000(税込み)となる予定です。試着会についての詳細なご案内や予約開始の時期につきましては、当ウェブサイトでの発表をお待ちください。

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